歯内療法(根管治療)ってどんな治療?

歯内療法

深く重度の虫歯や外傷によって歯の中にある神経(歯髄という組織)にまで細菌が感染して病気が生じた場合に行う歯科治療が、歯内療法です。その一つである根管治療は歯を抜かずに残すために、歯の根の病気(根尖性歯周炎)に対して感染源を除去してきれいにする治療です。

当院のおもな歯内療法

当院の歯内療法を大きく分類すると以下の様になります。

  • 【生活歯髄療法】
    健全な歯髄(神経)を一部もしくは全部残す処置
  • 【初回根管治療】
    歯髄(神経)を初めて取り除く処置(抜髄処置)、感染した歯髄を除去する処置(感染根管処置)
  • 【再根管治療】
    過去に行った根管治療をやり直す場合の処置
  • 【外科的歯内療法】
    通常の根管治療では対処できない場合の方法(歯根端切除術、意図的再植術)
初回根管治療(感染根管)
  • 術前
    術前
  • ファイル試適
    ファイル試適
  • メインポイント試適
    メインポイント試適
  • 術後
    術後
  • 修復6カ月後
    修復6カ月後

左上第二小臼歯の違和感を主訴に来院。歯髄は失活状態、根尖部分に透過像を確認。根管治療2回目で違和感は消失したため根管充填を行った。セラミッククラウンにて修復。半年後の経過観察では根尖部分の透過像は消失していることが確認出来る。

初回根管治療(抜髄)
  • 術前
    術前
  • 術直後
    術直後
  • 2年後
    2年後

左上第二大臼歯がズキズキ痛いとのことで来院。根管治療を行い2回目には症状は改善したために根管充填を行い、修復処置を行った。2年後も経過観察も良好な状態を維持している。

歯内ー歯周病変
  • 術前
    術前
  • 根管治療後6ヶ月
    根管治療後6ヶ月
  • 再生療法6ヶ月後
    再生療法6ヶ月後
  • 再生療法1年後
    再生療法1年後

重度の歯周病と歯内病変を併発しているケースになります。術前に歯髄は失活していたため根管治療を行い最低3ヶ月以上経過を観察した後に歯周治療を開始しました。根管治療終了から半年経っても改善できていない骨の破壊を歯周組織再生療法で改善を試みました。最終修復後も良好な状態を維持しております。

外科的歯内療法
  • 術前
    術前
  • 術中
    術中
  • 術後
    術後
  • 1年後
    1年後

20年以上にわたって歯肉から排膿しており、再根管治療で治癒しなかったため外科的歯内療法で改善した症例になります。術後1年以上経過しておりますが、良好に骨が改善していることが確認できます。

再根管治療
  • 術前
    術前
  • 術後
    術後
  • 1年後
    1年後

右下奥歯が噛むと痛むとのことで来院されました。数年前に他院にて根管治療を行っているとの事。再根管治療を行い、1年後の経過観察時には、根の先にあった病変(レントゲン透過像)が消失しております。

歯の根の病気の原因と治療法

虫歯や歯周病など口腔内の病気は細菌が原因となる感染症です。根尖性歯周炎の原因も細菌です。この病気は、1965年にKakehashiらの論文によって証明されました。

歯の根の中に細菌がいなければ根尖性歯周炎にはなりません。しかし、虫歯が重度になり歯髄(神経)を除去しなければならなくなった場合の抜髄処置においては、根管内に新たに細菌を侵入させないことが一番重要となります。そして、すでに細菌感染してしまっている感染根管処置や再根管治療においては、新たに細菌を侵入させないのは当然ですが、根管内から細菌を除去することが重要となります。

根管治療においてとても重要なのが無菌的環境を作ることです。お口の中には無数の細菌が生息しています。根管治療中に唾液や歯の表面に付着した細菌が根管内に侵入してしまう恐れがあります。根管治療においてはラバーダムを確実に装着することで、唾液を排除するだけでなく歯の表面に付着した細菌も高濃度の薬液で排除することができるようになります。

ラバーダムについて

動画:ラバーダムの重要性
(Penn Endo Study Club in Japan サイトから引用)

治療の際にゴムのシートを使用し、治療する歯だけを口の中から隔離することを「ラバーダム防湿」と言います。特に根管治療においては口の中の唾液や歯垢などの細菌を排除して、できる限り無菌的に治療を行うことが重要となります。また治療中に強い薬剤を用いることから薬剤が歯肉や喉の方に流れて粘膜を傷つけたりすることも防止できます。

アメリカの歯内療法学会(AAE)では根管治療を行う際にラバーダムの使用は必須とされていますが、日本での装着率はかなり少ないのが現状です。

下のバナー、右の画像からラバーダムの重要性を動画でご覧いただけます。ぜひご覧ください。

ラバーダムの重要性はこちら

根管治療に欠かせないマイクロスコープ

マイクロスコープ

歯根の中は細く複雑なため、肉眼では根管の奥まで確認することができません。そのため、歯科医師の経験や勘に頼る部分も多く、不確実な要素が大きいことから、根管治療はとても難易度が高い治療とされてきました。

ですが今日、マイクロスコープの登場によって歯根の奥までしっかり確認できるようになり、精密かつ安全な根管治療が可能になりました。新所沢駅近くの歯医者「しもやま歯科クリニック」では、マイクロスコープを導入して再発リスクを徹底的に抑えた根管治療をおこなっています。

日本全国でマイクロスコープを導入している歯科医院はほんの一握りですが、正確な根管治療のためにはマイクロスコープが不可欠だと当院では考えています。

拡大視野で精密な治療を実現するマイクロスコープ

根管治療の流れ

初診
症状などをしっかり伺って、診査、診断を行います

治療
治療にかかる時間は通常60~90分(1回)。 治療回数に関しては2~3回となります

経過観察
基本的に3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、4年経過する際に経過を診せていただくことが推奨されます

よくある根管治療のトラブル

当院では、他院で根管治療に関するトラブルを抱えてしまった患者さんのご相談や再治療を行っています。実際にあった代表的なトラブルケースをご紹介します。

  • 歯の根に穴があいていると言われた
  • 歯が割れていると言われた
  • ファイル(治療器具)が折れて詰まっているので治療できない
  • 何度通院しても痛みがおさまらない

このほかにもさまざまな症例がございますので、根管治療に関するトラブルを避けたい方は、マイクロスコープを用いた高精度の治療を行っている、埼玉県所沢市の歯医者「しもやま歯科クリニック」までご相談ください。

しもやま歯科クリニックがご提供するセカンドオピニオン

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